当財団は、昭和43年3月11日、全国神社総代会において神社会館建設準備委員会結成を決議、昭和45年2月19日に「財団法人国民精神研修財団」として設立され、以後、全国神社総代会会長(日本商工会議所会頭)などが当財団の理事長に就任するなど、神社界と連結した運営を行ってきました。
当財団が運営してきた青少年研修会館(全国神社会館・東京都渋谷区東)は、財団の活動の拠点として全国の神社関係者を始め財界有志のご理解のもと、昭和46年3月8日に開館し、研修や会議、宿泊施設として幅広くご利用いただき、社会教育の場を提供し続けてきました。しかし、昭和62年、経済状況の悪化などに伴う利用者の減少、施設の老朽化などにより運営が困難となり、平成13年8月8日、新たに神社本庁の近接地(東京都渋谷区千駄ヶ谷4丁目5番9号)に移転しました。
このような中、平成14年夏、財団所有地一帯の隣接地を含めた再開発計画が浮上しました。これを受け平成14・15年度の定例・臨時理事会及び評議員会において本計画に参画することが決議されました。平成15年5月13日基本合意書を締結し、清水建設株式会社施工のもと、工事は順調に進捗し、平成17年4月25日、現在地(東京都渋谷区千駄ヶ谷4丁目5番10号)に移転、竣功祭が執り行われました。
移転後は本来の事業である各種研修やセミナーの開催を積極的に展開してきましたが、近年特に「田んぼ学校」「とこわかの森」をはじめとした青少年の健全育成と自然との共生を主眼においた事業を中心に活動しています。また、設備が充実した会議室を各種企業や団体に貸し出すなど施設の利用促進も行ってきました
平成20年12月1日より施行された公益法人制度改革を機に、平成22年5月の評議員会において法人の自主的運営と柔軟な事業展開が可能な一般財団法人への移行を決議。平成23年4月の臨時評議員会で更なる日本文化の興隆を図ることを目的に一般財団法人として名称を変更し、広く国家社会の繁栄に貢献することが決議されました。平成23年6月23日付で内閣府より移行の認可を得、7月1日付にて一般財団法人日本文化興隆財団として名称を変更し、新たな一歩を踏み出しました。
これまでの実績を通して、更なる日本の伝統精神と文化を伝える事業展開を図るべく、平成28年9月の評議員会で公益法人化への調査検討を決議、幾多の審議を経て、平成30年7月1日付で内閣総理大臣より公益認定を受けました。
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