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皇室と動物ーその1 犬をめぐる物語 Part1

『皇室』バックナンバーより 第22回
令和8年7月17日
天皇ご一家は動物好きでいらっしゃる。
宮内庁がご一家のお誕生日などに発表してきた写真には、
愛犬の由莉(ゆり)が一緒に写っていたことを覚えている方も多いだろう。
実は皇室には動物好きの方が多く、一般家庭と同じようにペットを飼い、慈しまれている。
ペットとしてだけではなく、上皇陛下はハゼを、
秋篠宮皇嗣殿下はニワトリやナマズを研究されている。
皇室の方々の動物への思いを写真とともに紹介する。

(98号より)

天皇ご一家と「由莉(ゆり)
 皇室には、数多くの犬をめぐる物語がある。
 まずは天皇ご一家の「由莉」から紹介しよう。
 天皇・皇后両陛下はご結婚間もない頃より、当時お住まいだった東宮御所のある赤坂御用地に迷い込んできた犬を保護してこられた。由莉の前にご一家に飼われており、愛子内親王殿下にとって最初の愛犬となった「まり」と「ピッピ」も、迷い込んできた犬が生んだ10匹のうちの2匹である。



 平成21年4月、御用地外で保護されていた生後2か月の子犬がやってきて、由莉と名付けられた。名付け親は愛子内親王殿下で、その2か月前に13歳で亡くなったまりと似た名前をつけられたのだという。その後、由莉はご静養先に一緒に連れていってもらったり、宮内庁から発表される記念写真にたびたび登場するようになった。
(公社)日本動物病院協会が取り組むアニマルセラピーの一環で、病院の小児病棟を訪れ、子どもの心を癒やす活動にも派遣されていたが、令和7年6月23日夕方、老衰のため皇居・御所で16歳4か月で亡くなった。死後には愛子内親王殿下が撮影された未公開の思い出写真が公開された。

秋篠宮皇嗣家と大型犬
 秋篠宮家には、軽井沢にある老舗ホテル、万平(まんぺい)ホテルの愛犬と長年の交流がある。小室眞子さん(眞子内親王殿下)と佳子内親王殿下が、ホテルで飼われていた大型犬のマークと大の仲良しだったのである。
 その発端は、平成5年夏、当時1歳だった小室眞子さん(眞子内親王殿下)が両殿下とご一緒に同ホテルに滞在中のこと。お散歩に出かけた際、ばったり会った大型犬のマークに飛びつかれるというハプニングが起きた。眞子さんはびっくりされたが、秋篠宮妃殿下の「お友達になりたいのね」とのお言葉もあり、その後はすっかり仲良くなって、毎夏、マークとの再会を楽しまれていた。
 平成6年に誕生された佳子内親王殿下も翌年夏にはマークとの対面を済ませ、その後は会う度におふたりでマークを可愛がられ、交流はマークが平成13年に亡くなるまで続いたという。



 そして平成20年5月3日、連休を軽井沢で静養されていたご一家は、万平ホテル周辺をご散策中に、当時ホテルに飼われていた大型犬のヘンリーと遭遇。まだ1歳8か月でいらした悠仁親王殿下は大型犬を怖がるご様子もなく、「うーん」と声をあげながら近づき、ご自身より大きな犬の顔をのぞきこんだり、何度も触ったりして満面の笑みを浮かべられた。眞子さんと佳子内親王殿下は悠仁親王殿下とヘンリーの出会いを優しく見守られていた。 

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