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『宮中 季節のお料理』より

第16回 十五夜のお料理
令和8年9月24日
 上皇・上皇后両陛下のご成婚60年を記念して、平成31年に出版された書籍『天皇・皇后両陛下ご成婚60年記念 宮中 季節のお料理』は、宮内庁の監修により、『皇室』編集部が編集を担当、宮中に伝わる四季折々のお料理や各種宮中行事に供されるお料理を初公開した画期的な一冊です。本書に掲載された、宮内庁大膳課(だいぜんか)による、王朝時代を彷彿させる古式ゆかしい儀式料理や、季節感あふれる美しい節句料理など、貴重な写真のなかからダイジェストで紹介していきます。

書籍については→https://www.fusosha.co.jp/books/detail/9784594081775


9月中旬~10月上旬(旧暦8月15日) ご夕餐 御所・お和室にて
十五夜月見料理


 十五夜(中秋の名月)の夜、両陛下は御所のお和室にお供えものや飾りものをしつらえ、ご夕餐をとられます。
 ご夕餐は月見料理で、数種類のお料理を曲げ輪っぱに盛り込んだもの。他に吹き寄せ御飯などが出されます。お食後には、大膳製の串団子も供されます。

 両陛下は十五夜の他、十三夜も大切にされ、その日も十五夜とほぼ同様にお過ごしになります。

 十五夜、お和室には柿や栗、衣かつぎ(小さな里芋を蒸かしたもの)、枝豆、白団子などのお供え、薄(すすき)と一弦琴(いちげんきん)が飾られます。

 七夕の折と同じように、中庭の渡り廊下にある腰掛けに、茣蓙(ござ)や座布団が用意されます。ご夕餐後の午後8時頃、両陛下の思し召しで、侍従と女官、侍医が、お月見と衣かつぎやお団子などのお相伴にあずかります。

前回はこちら→https://www.nihonbunka.or.jp/column/koushitsu/detail/100805




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