本事業は、日本人の和の心や文化の原点といえる神話に触れ、日本人が継承してきた世界観を声優の「一人語り」という形で、雅楽などを取り入れながら、一般に向けた神話啓発事業として開催しています。
本事業に参加する声優の小山茉美さんは、日本の神話を語り継いで行こうという目的から「イザナミプロジェクト」を立ち上げ、1300年前に書かれた古事記を”イザナミ語り”と題し、全国の神社を舞台に開催しています。
平成29年8月17日(木)、三重県伊勢市に鎮座する佐瑠女神社例祭の宵宮祭にて日本神話イザナミ語りが奉納上演されました。同神社は、猿田彦神社の境内社で、芸能や神楽の神と仰がれる天宇受売命(あめのうずめのみこと)が祀られています。
境内では約2500本の奉納ちょうちんが境内を明るく照らし、小山氏は特設のステージで神話語りを披露しました。100名近い客席はほぼ満席で、観客は美しい雅楽の調べとともに語られる神話に聞き入っていました。