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1.刈り取り(かりとり)
稲穂(いなほ)が実ってくると、稲はだんだんと頭をたれて、黄色く色づいてきます。稲の葉も鮮やかな緑色から、黄緑や黄色へと変わってゆきます。
農家の人は稲の実りぐあいを見きわめて、計画的に刈り取りをします。
コンバインで刈る場合、刈った稲はその場でわらと籾(もみ)に分けられますが、ハーベスタという稲刈り機や、手で刈られた稲は、わらと籾が付いたままになります。
2.刈り取った稲をかわかす
コンバインで収穫された籾は、カントリーエレベーターという施設などで乾燥(かんそう)させ、保管されます。籾がついたままの稲は、「はざかけ」や「棒(ぼう)かけ」という方法などで乾燥させます。
これらは太陽にあてて稲を乾燥させる方法です。
だいたい2週間から20日間、田んぼにさした杭(くい)にかけてわらごと干します。
干し終わったら稲のわらからもみをはずします。
これを脱こく(だっこく)といいます。